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夏野菜の収穫と時同じくして始まるのが、舞台裏で進められる秋野菜の準備です。これを怠ると夏野菜が終わった後の畑が「宴の後」状態になってしまいます。一旦、農業を始めたら、四季を通じてこのサイクルが半永久的に続いくことになります。

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サラダ菜に、キャベツに茎ブロッコリー、そしてコールラビ。これ以外にも着々と種蒔きが進んでいます。ところで、幼苗を見る限り、キャベツも茎ブロッコリーもコールラビも同じに見えますが、経験を積んだ農家はこれらを見分けるのでしょうか?

昨日、午後に農作業をしながら「太陽の日差しが違うな」と思っていたら、本日梅雨明けしたようですね。そういえば、露地の夏野菜たちもこの一週間ほどポコポコと立派な実が生り始めていましたが、人より早く季節の変化を感じていたのかも知れません。ちなみに、今夏はマルチなど地温を人工的に上昇させる資材を用いていないため、少し前まではいずれもホントにちっぽけな株だったわけです。昨年より数日遅い梅雨明けですが、ようやく待ち侘びた夏がやってきたのですから美味しい野菜がどんどん生ることを期待したいところです。

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ピーマン、シシトウや万願寺も然り。肉厚だし香りが良いし、じっくり待った甲斐がありました。
「丹波篠山」という呼称は全国で知られている一方で、「篠山」となるとどうもその認知度が低いような気がします。東日本の人々に「篠山(ささやま)」という文字を見せたら、恐らく8割強が「しのやま?」って答えるに違いありません。ちなみに、私自身も「しのやま」だと思っていた派です…。

まだ記憶に新しい市町村の統廃合、「平成の大合併」における全国初のモデル・ケースとなったのが、ここ篠山市です。地方行政の効率化を目指し、飴(財政支援)と鞭(三位一体の改革)で全国の市町村の合併を促したもので、1999年春に旧多紀郡の篠山、今田、丹南、西紀の4つの町が一緒になって人口4万人超えの篠山市が誕生しましたが、それから4年後にすぐ隣で同じような市町村統合で「丹波市」が生まれると、「(全国的に知名度が高い)丹波という名前を使っておくべきだった」という議論が強まったわけです。

実はこの議論は現在も続いていて、「丹波篠山市」に改称すべきかどうかが話し合われています。全国に誇れる特産物が多い地域なので「丹波篠山」というブランドで推し進めるのがベストなのは明らかですが、実際に市名を変えたときに発生する官民のコストは決して安くはありません。平成の大合併の飴(財政支援)で市内のあちこちに建設された箱物が市の財政を圧迫している現状を考えると、「篠山市とは丹波篠山のことです」と知ってもらうことに注力するのが最善の策なのかも知れません。
「篠山へ落ち着いた経緯」とともに必ず聞かれるのが「それ以前は何をしていたのですか?」という質問です。私自身、農家の後継者でないことから当たり前と言えば当たり前の質問ですが、答えは証券業です。20年ばかり英国ロンドンで日系とか独系とか米系の証券会社で機関投資家向けの日本株営業に携わっていました。機関投資家、つまり年金とか投資顧問・投資信託の外人ファンド・マネージャーに日本株を売っていたわけです。

農業と証券業、はっきり言って丸っきり異なる業種ですが、自分の中では実はそれほど違いを感じていません。「野菜を売る」と「株を売る」は似ている点があるのです。例えばダイコンを買おうと思っている消費者がいるとき、その消費者は小売店なり宅配業者を選んで購入します。それが、安さなのか安心なのか業者の勧め方なのか判断基準は様々ですが、株式も同様です。A社の株はどの証券会社からも買えるのです。売り方をアピールして納得してもらえれば、消費者あるいは投資家から注文が貰えるはずですよね?

更に農業には、生産者という興味深い分野があります。例えば車で言えば、B社の圧倒的なファンがいます。このファンは恐らくB社に愛想を尽かすまでB社の車を買い続けるでしょう。もちろん。B社の努力があってのことですが、きっと農業も同じだと思います。自分のファンを如何に作っていくかが重要なのでしょうね。

と、偉そうに書きましたが、農業は奥が深そうです。
地中海沿岸でポピュラーな野菜のひとつにスイス・チャード(Swiss Chard)があります。そのスイス・チャードの品種のひとつがこのカラフルな野菜、ブライト・ライト(Bright Lights)です。一般的なスイス・チャードと比較してマイルドな食味が特徴ですが、更に印象的なのがこの野菜の色合いでしょう。
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ゴールド、ピンク、オレンジに紫、赤や黄色や白など茎の色が様々。食べ方には特に難しい点はありません。ホウレン草と同じように扱ってしまって大丈夫です。つまり、幼葉であれば彩り豊かなサラダになるし、大きくなったらバターで洋風にソテーしても、また和風におひたしにしても構いません。

種を見ただけではどんな色の茎が生えてくるのかは全く分からないため、育てている生産者にとっても面白い野菜ですが、試験的な栽培も特に問題ないため今後も取り扱っていく方針です。

もともと関東出身の私にとって丹波篠山の特産物と言えば黒豆程度の知識でしたが、これは単なる知識不足でした…はい。黒豆(丹波黒大豆)の他にも丹波栗、山の芋、丹波大納言小豆、松茸も立派なブランドだし、篠山のコシヒカリもピカイチです(是非、お試し下さい)。野菜やお米ばかりでなく、ぼたん鍋に使われる野を駆け回っている猪はもとより、神戸牛もここで育てられているのが美味です(篠山牛と呼ばれます)。

きっと、盆地特有の寒暖差や山々から流れ出る清らかな水、そして豊かな土壌がこれらの特産物を作り上げているのだと思いますが、関西に住む人々ならともかく、関東以東・以北の人々にはまだまだ馴染みが薄いんでしょうね。非常に勿体無いし、機会を見付けてはお知らせしていこうと思います。
プロフィール

yumeyasai

Author:yumeyasai
「丹波篠山(たんばささやま)」として知られる篠山市は、兵庫県中東部に位置し、その四方を小高い山々に囲まれています。盆地特有の寒暖差と山々から流れ出る豊富な湧き水、そして晴れた午前に立ち込める深い霧が、黒大豆や丹波栗、山の芋や松茸といった全国的に有名な特産物を育んでいます。

こうした豊かな環境で育った野菜たちも、本来の味をしっかりと蓄えています。大量生産で規格のみが優先されてきた結果、小売店には見栄えが良いのに味の薄い野菜が溢れているとお感じになりませんか?

安全・安心は当たり前、そのうえで真に味のある美味しい野菜を丹精込めて作り、皆様の食卓へお届けしています。

<丹波篠山・夢野菜>
所在地:兵庫県篠山市味間奥
業 態:農産物の生産及び宅配

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